両グループのつばぜり合いは統合の主導権争いと無縁ではない。 TM と U は、取引が重なる企業の場合、統合後も主力行側が一括して担当すると確認した。
統合までに顧客を増やし「勢力図」を拡大したいとの思惑が透ける。 04年3月。
両グループの共同行事が中止になった。 東京の渋谷駅前に同じ日に開業した MT と U の新型店舗。
特徴ある2つの店を「 M U 」として一緒にPRする演出を検討したものの、発表もセレモニーも別々になった。 共同歩調を阻んだもう一つの要因は独占禁止法だ。
同法は合併前に両社が一つの会社のように営業行為をすることを「合併類似行為」として原則禁じている。 合併が前提でも「6月の株主総会までは競争相手」( TM 幹部)というわけだ。
「自分は新銀行でどのように処遇されるのだろうか」。 TM 銀行と U 銀行の計3万入超の行員は合併後の「MTU 銀行」の新給与制度に固唾をのむ。

新グループが標傍する「成果重視・プロ志向の人事制度」が自分にどう適用されるのか分からないためだ。 U の今の給与は「職務給」だけ。
職務給は職務の重要度に応じて決まり、年齢や資格の要素はほとんど加味しない。 能力や成果で給与を決めている。
TM 銀は「職務給」に「資格給」を加えている。 U 銀より年功的な要素が強いとの見方が一般的だ。
新銀行の給与は原則、職務給だけにする方針で、早くも TM 銀の行員には「賃下げされるのでは」との不安が広がる。 TM 銀の平均給与は U 銀と比べ一割前後高いとされるからだ。
「年齢面を考慮すると、新銀行の重要ポストから外されるかもしれない」。 U の行員はこう心配する。
TM 銀 の取締役の平均年齢は17歳。 U 銀 17歳 より約4歳高い(05年3月時点)。
U 銀行頭取の O は1974年入行。 TM 銀 頭取の H の入行は65年で、同行の74年入行組は執行役員や部長クラスにすぎない。

M は意思決定に多くの幹部や担当者が関与し、幾重にも点検の目を光らせる。 逆にUは機動性を重視し、担当役員など少数で決める例が多い。
U は04年来の金融庁検査忌避事件でガバナンス(企業統治)が十分に機能していなかった点を厳しく指摘された。 ただ「 M T のようなやり方では U の良さは消えるのではないか」。

夏の1日、現状や日本の“国内旅行 格安”を語り合いながら、将来的な国内旅行 格安を描いてみてはいかがでしょうか。

スカイマークなんてどれも同じだと思っていた私ですが、このスカイマークだけは違いがはっきりと分かります。